SAP テーブルの値を強制的に変更する方法

  SAPの小技

概要

テーブル更新ジェネレータを作成していなかったり、プログラム内での更新しか許可されていないテーブルの値を強制的に変更する方法を紹介します。

変更方法

トランザクションは「SE16N」を使用します。
「テーブル」欄に変更したいテーブル名を入力します。
必要に応じて「レイアウト」「最大該当数」「各選択基準」を入力します。
次に「システム」->「ユーティリティ」->「ABAPデバッグ」又は「/H」でデバッグを起動した状態で実行(F8)する。

デバッガが起動されたら、変数欄に「GD-SAPEDIT」「GD-EDIT」の二つの変数名を入力し、両方の値を「X」に変更する。次にF8で処理を進める。
主キー以外の項目は入力可能(変更可能)な状態となっているので、必要な応じて値を登録する。
行追加や行削除はボタンにて操作可能。
変更が終われば保存ボタンを押して終了する。

※注意点
標準テーブルでも使用可能だが、他のテーブルとの関連性を壊し、整合性がとれなくなってしまう可能性があるある為、変更しない事をお勧めする。
使用する場合は、開発環境やテスト環境のアドオンテーブルに限り使用する事をお勧めする。