SAP ABAP アドオンテーブルのメンテナンス画面を作成する方法

  データ定義&編集

概要

SAPではテーブル更新ダイアログの生成というアドオンテーブルのメンテナンス画面をテーブル定義から簡単に作成する事ができる機能がある。凝った画面が必要であれば自作する必要があるが、シンプルな画面で問題なければ数分で作成する事ができる。その手順について紹介しよう。

汎用グループの登録

まずは汎用グループの登録を行う。既存の汎用グループに含めたい場合は作成する必要はない。
汎用グループの登録方法は2通りある。
1つはSE37から「ジャンプ」->「汎用グループ」->「グループ登録」を選択し、Z*又はY*の汎用グループ名を入力し、内容説明にも任意の説明を入力して保存する。
もう一つは、SE80のリストから汎用グループを選択する。その下の入力欄に登録したい汎用グループ名を入力しEnterを押すと「汎用グループが存在しないから登録しますか?」というダイアログが表示されるので「はい」を選択する。

作成した汎用グループは必ず有効化してください。

テーブル更新ダイアログ生成

トランザクション:SE54から登録を行う。
(SE11から該当テーブルを開き、「ユーティリティ」->「テーブル更新ジェネレータ」でも同様の事ができる)

「テーブル/ビュー」欄にテーブル名を入力、ラジオボタンで「生成済みオブジェクト」を選択し「登録/変更」ボタンを押す。「モジュールを登録しますか?」と聞かれるので「はい」を選択。

「ダイアログの技術詳細」ではまず権限グループを入力。指定がなければ「&NC&」で良い。権限オブジェクトでコントロールする必要がある場合は、任意のグループを選択。汎用グループは上記で作成した汎用グループ名を入力。

「更新画面」では

1ステップか2ステップを選択する。
1ステップは1画面上で表示・更新ができる画面、2ステップは表示、クリックすると詳細画面が開くという画面を作る事ができる。
1ステップの場合は、概要画面に0~9999の番号を、2ステップの場合は、概要画面と単一画面のそれぞれに異なる0~9999の番号を入力しよう。
その後登録ボタン(F6)を押すとメンテナンス画面が作成される。
トランザクション:SM30でテーブル名を入力し、期待通りの画面となっているかを確認してみよう。

微調整したい場合は、トランザクション:SE51で画面を変更する事も可能だ。