ABAP 算術演算子の命令版

  データ定義&編集

算術命令の一覧

前述した算術演算子を命令として記述する事ができるので紹介。

命令意味     
ADD足し算
SUBTRACT引き算
MULTIPLY掛け算
DIVIDE割り算

ADD:足し算

DATA: result TYPE I.
result = 3.
ADD 2 TO result.

最初に変数:resultに3を設定し、その後2を加えるという命令である。ADD 2 TO 3は3 + 2と同一の意味である為、結果としては5が変数:resultに設定される。2と記載している箇所は変数で記載する事も可能だ。

SUBTRACT:引き算

DATA: result TYPE I.
result = 3.
SUBTRACT 2 FROM result.

最初に変数:resultに3を設定し、その後2を引くという命令である。SUBTRACT 2 FROM 3は3 – 2と同一の意味である為、結果としては1が変数:resultに設定される。

MULTIPLY:掛け算

DATA: result TYPE I.
result = 3.
MULTIPLY result BY 2.

最初に変数:resultに3を設定し、その後2を掛けるという命令である。MULTIPLY 3 BY 2は3 * 2と同一の意味である為、結果としては6が変数:resultに設定される。

DIVIDE:割り算

DATA: result TYPE I.
result = 6.
DIVIDE result BY 2.

最初に変数:resultに6を設定し、その後2を割るという命令である。MULTIPLY 6 BY 2は6 / 2と同一の意味である為、結果としては3が変数:resultに設定される。