概要
SAP ERPシステムのトランザクションコードとは 「文字」「数字」あるいはその両方で構成されます。
画面やプログラムに対して、 ユニークなトランザクションコードを設定することによって、 その設定したトランザクションコードを使用して、SAPアプリケーションの任意のタスクにすばやくジャンプすることができます。
その中でABAPerとして関わる事があるトランザクションについて紹介します。
目次
開発系
SE11 ABAPディクショナリ
そのSAPシステム内で利用する、DBテーブルの定義や、データ型の定義を一元管理
SE18 BADI(ビジネスアドイン)定義
SE19 BADI(ビジネスアドイン)・拡張の実装
SE20 拡張の実装・管理
SE21 パッケージの作成
SE24 クラスビルダ
グローバルクラスの宣言、修正を行う。
SE30 旧実行時間分析
SAT 新実行時間分析
SE36 論理データベースの変更
(あまり使用する事はないと思うが、標準を拡張する場合に変更しないといけない場合がある)
SE37 汎用モジュールビルダ
汎用モジュールの宣言、修正を行う。
SE38 ABAPエディタ
ABAPプログラムの登録、修正を行う。
SE41 メニューペインタ
SE43 分野メニュー(GUIのトップ画面の階層)を変更する場合に使用
SE43N
SE51 スクリーンペインタ
Dynproのレイアウト作成に使用
SE63 Smart Forms等の翻訳に使用
SE71 SAPSCRIPTの作成・更新
SE76 SAPSCRIPTを多言語化したい場合に使用
SE78 フォームグラフィック管理
画像等を取り込む時に使用
SE80 オブジェクトナビゲータ
プログラム・Dynproの開発時に使用
SE91 メッセージクラス更新
プログラムで使用/出力を行う為のテキストをメッセージクラスとして登録可能
SE93 トランザクションコード作成
SM36 バックグラウンドジョブの定義
SMARTFORMS Smart Formsの作成を行う
SFP Adobe Formsの作成を行う
ヘルプ系
ABAPHELP ABAPの基本的なヘルプ
ABAPDOCU ABAP文書と例
文書だけではなく、画面などのDEMOを参照可能
DWDM Enjoy デモセンタ:照会
クラスオブジェクト等を利用したさまざまな画面コントロールについてのデモを参照可能
LIBS テーブルおよび一覧設計のアイデア集
一覧の出力例や、色見本
ICON ビュー “アイコン更新” 照会:概要
システムで登録されているアイコンを参照可能
管理系
SE01 移送管理
作成した移送の内容の確認、リリース等を行う
SE03 移送オーガナイザー
あまり使用しないが、オブジェクトディレクトリエントリを変更したい時に使用
SU01 ユーザ管理
クライアント内のユーザを管理する。
SU03 権限更新
ユーザに付与している権限を確認/更新する。
SM04 ユーザ一覧
現在そのサーバに接続しているユーザのセッションを確認
SM12 ロックエントリ処理:第一画面
現在のロックエントリの状態(ロックテーブル)を確認
SM37 単純ジョブ選択
ジョブログの確認
SM50 プロセス一覧
ワークプロセスの状態を確認
ST05 SQLトレース
システム内の動きをSQLでトレースし、パフォーマンスを測定
ST22 ABAP 実行時エラー
発生した実行時エラーを確認。
SCDO 変更文書オブジェクト:概要
変更文書を作成するオブジェクトを登録/確認
SCI コードインスペクタ
コードインスペクタの設定
SCOT 開発機等で外部への送信を止めている場合はここに溜まる
オプション
/n
現在実行されているトランザクションを終了する。
後ろにT/Cを指定すると、現在実行されているトランザクションを終了して、指定トランザクションを実行する。
/o
新しいセッション(ウィンドウ)を生成する。
後ろにT/Cを指定すると、別のセッション(ウィンドウ)を生成した後、指定したトランザクションを実行する。
/i
セッション(ウィンドウ)を終了させる。
後ろにT/Cを指定することはできません。
/h
デバッガの起動。
/NEX
GUIを終了させる。
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